この住宅は徳島県の南東部海部郡の山に囲まれた、海に程近い非常に自然環境に恵まれた地域の一角に敷地を持つ、オーナーと息子夫婦の2世帯住宅である。
親棟は平家ならではのシンプルでかつ創造性に富んだ導線計画を行った。浴室と寝室を結ぶテラスを通した導線は、様々な機能を果たすと共に、新しい生活習慣を生み出している。
子供棟は下階にコミュニケーションの空間、上階にプライバシーの空間を設け、主寝室からは親棟の意匠を施した屋根を望めるように平面計画を行った。
親棟,子供棟それぞれのリビングを挟む形で中央にパティオを配置し、北側連絡通路と共に界隈性を持たせている。親子共々のプライバシーは守りつつ、交流ある楽しい住宅となった。
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