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1948 大阪府生まれ
1974 大阪工業大学 建築学科卒業
1982 商空間デザイン賞 佳作賞
1982 サインデザイン賞 入選
1985 石橋清志建築設計事務所 開設
1989 [株]石橋清志建築設計事務所 設立
1990 デュポンコーリアンデザインコンクール 入選
1996 近畿 ニューオフィス推進賞 受賞
1997 INAXデザインコンテスト 入選
2004 第23回 大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)大阪府知事賞を受賞
2005 第7回 「あたたかな住空間デザイン」コンペティション 特別賞 受賞
2010 第29回 大阪都市景観建築賞 緑化賞 受賞
2011 近畿ニューオフィス特別賞 受賞
2013 第26回 大阪市ハウジングデザイン賞 受賞

日本建築家協会 正会員
大阪府建築士会 正会員

建築を設計する際、建ち上がると同時に周辺環境に息づくものを創ることを不変のテーマにしている。設計活動を行うにあたって常に意識しているのは、
物理的に半世紀以上存在し得る建築物を環境の中に生み出すという行為の重要性である。周辺環境の中に消費生産的な建築物を多く捉えるたび、
建築を創造するという行為は、表装の華美さや奇抜さだけの象徴を創ることや、環境破壊を否定し最小限の建築行為を行うことではないと考える。
いつの時代においても、常に生命を受けた者の手により、絶えず変化し続けてきた地球環境は、変化することが自然の流れであり、
人間文化もその流れの中の断片であるといえるならば、その変化は人間と自然界が共存できる豊かなものであるべきである。
過去に手掛けた建築においては、時代の機能ニーズに応じ、新たな要素を付加することがある。
一度完結したものに新たに生命を吹き込むことで建築は再生される。自らの過去の作品に対し、その表現に対する嗜好が変化することは事実である。
しかし、その精神性を否定することはない。これと同様に、歴史の中でさまざまな思考や精神に基づいて創造されてきた建築物についても、
その時代において情熱をもって創られたものに関しては、それを否定することはできない。こうして、創造・再生を繰り返し共存し続ける建築物を、創り続けてゆきたいと考える。
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